診療放射線技師の病院の志望動機の例文
診療放射線技師が、病院の就職試験を受験するときの志望動機の例文と書き方を紹介します。
例文1 キャリアアップ・スキルアップできる
貴院は、地域の中でも患者から高い評価を得ている病院であり、長い歴史をもちながら、改革意欲が旺盛です。
また、診療放射線技師の育成支援が充実していて、放射線科では、学会発表を応援したり、さまざまな認定取得に対する支援を行ったりと、積極的にキャリアアップ・スキルアップができるとお聞きしてます。
貴院であれば、私のような未経験の新人でも、経験を積み、医療スタッフや患者に必要とされる診療放射線技師になれると思いました。
例文2 教育がしっかりしている
私は貴院の病院見学に来たときに、新人教育に力を入れられているのだと感じ、興味を惹かれました。
特に、プリセプター制度を導入されており、一人の新人を一人の先輩が担当し、1年間サポートをする点が魅力的だと思います。
ペアで日々の業務にあたるため、分からないことや困ったことはすぐに先輩に聞くことができたり、撮影技術、患者接遇などをしっかりと覚えることができたりするため、安心して業務に取り組めると思います。
就職すると、大変な毎日が待っていると思いますが、自分の目指す技師像が実現できるように努力していきたいと思います。
例文3 入院したことがある
以前、私は骨折したときに、貴院に入院し治療していただいたことがあります。
担当の医師、看護師は、親身になって治療してくださいました。
また、看護師などの医療スタッフの方々も、私の気持ちを良くくみ取ってくださり、貴院はとても素晴らしい病院だと感じました。
それがきっかけで、私も貴院の医療スタッフに参加したいと思うようになりました。
とくに、貴院は、2次救急病院であり、救急外来を設置されておられます。
そのため、「なるべく多くの方のために役立ちたい」という私の目標が叶えられると考えています。
例文4 経営方針に共感した
貴院の院長の考え方、および病院の理念に共感したからです。
実は、私は以前に、ある講演会で、病院の経営をテーマにした、貴院の院長の公演を拝聴したことがあります。
病院は、医療スタッフが幸せに働くことが必要であり、病院を支えることができるのは、資本や利益ではなく、人なのだという言葉が心に残りました。
その後、利益追求に走った病院が閉院に追い込まれていくのを見て、貴病院の医療スタッフを大事にする経営が正しいと実感しています。
そんな経営哲学をもつ院長のもとで、私も病院を支えたいと思います。
例文5 患者を第一に考えたい
貴院の、患者さんを第一に考える姿勢が素晴らしいと感じています。
貴院のホームページで知ったことですが、貴院は説明と同意(インフォームドコンセント)を重要視しておられ、また、カルテを患者さんに全面的に開示もしておられます。
貴院のような環境は、患者さんを安心させ、ひいては、医療スタッフへの信頼、医療行為への信頼につながります。
私が患者であれば、ぜひ、貴院のような環境で医療を受けたいと思うほどです。
そのような環境の中であれば、私も患者さんのことを第一に考えながら、働けるのではないかと思いました。
例文6 高品質な医療を追求できる
私は、貴院の、接遇のよさを強みにして他の病院との差別化を図る点に魅力を感じています。
さらに、医療技術を維持・向上するための学習プログラムを実施されていること、また、安定した財政基盤があるところにも、魅力を感じております。
このような高品質な医療を追求する貴院であれば、やりがいと向上心を持って仕事に励むことができると考えております。
ぜひ、貴院のような、患者さんを第一に考える環境で、私も働かせて頂きたいと考えます。
例文7 様々な知識が吸収できる
私は診療放射線技師にとして幅広い仕事がしたい思い、就職活動を行っています。
様々な病院を調べている中で、貴院の放射線技術科では、X線撮影、CT、MRI、US、RIなどの多様な検査依頼に総合的に対応できる診療放射線技師を育成しておられることを知りました。
さらに、入職後は各部門をローテーションしながら、責任のある業務に積極的に関わることができると知りました。
様々な知識が吸収できる貴院で、全力を尽くしたいと考えています。
例文8 核医学に興味がある
私は、診療放射線技師として、特に、核医学治療に従事したいと考え、貴院を志望しました。
私が貴院を希望するのは、他の総合病院に比べ、最先端の設備があり、あらゆる患者に対応できる体制が整っている、素晴らしい病院であるからです。
また、貴院のホームページで知りましたが、貴院は、患者が不安を解消できるように積極的に情報提供サービスを行うなど、さまざまな取り組みをされています。
核医学治療をするなら、この病院がいい、と多くの人にいわれるような病院を目指せたら、うれしく思います。
例文9 実習でお世話になった
学生の時、私は実習で貴院の放射線科手でお世話になりましたが、採用の募集があるとお聞きし、ぜひ入職して働かせて頂きたいと思い、志望しました。
貴院を選んだ理由は、職場の雰囲気や、働きやすさに魅力を感じたからです。
さらに、患者さんに適した検査ができるよう放射線診断医と診療放射線技師が、コミュニケーションをとりあい、なおかつ、緊急検査にもすぐに対応できる体制を有しているため、豊富な経験を積め、自分の力を高められると思ったからです。
例文10 再就職して地域に貢献
放射線技師学校を卒業後、4年間、地方の病院で働いていました。
しかし、出産の為に職場を離れました。
子供が大きくなりましたので、このたび、自宅から通える範囲で再就職を考えて探したところ、貴院が偶然にも診療放射線技師の求人を出されていました。
以前は一般撮影やCTを担当しておりましたので、また同じような業務ができればと思っています。
地域のため、尽力したいと考えていますので、何卒よろしくお願いいたします。
参考に:病院の志望動機のかため方
面接で必ず聞かれる質問は、「なぜ、この病院を志望したのですか?」という質問です。
採用者がこの質問をする理由は、あなたが病院のことをきちんと調べて、深く知った上で応募してきているのかをチェックするためです。
言い換えると、あなたの病院への就職意欲を確認するためです。
この質問は、即答できるように、回答を練り上げておきましょう。
ここでは、オーソドックスな志望動機の作り方を説明します。
1.病院研究をする
面接用の志望動機を作成するうえで行ってほしいのが、病院の研究です。
どの病院にも、必ず、①病院自身がアピールしているポイント、あるいは、②病院自身がアピールしているポイントではないが、他の病院とは違う特徴があります。
病院のホームページをチェックしたり、病院名を検索して得られた情報をチェックするなどして、①や②を調べましょう。
なお、①や②は、経営方針や、事業内容であることが多いです。
2.病院研究を志望理由の作成に活かす
上記の①や②を調べたら、調べたものの中から、あなたが良いと感じたポイントを挙げましょう。
そして、面接では、良いと思った理由を説明します。
できれば、あなたの仕事の価値観に合う病院であると説明するのがベストです。
たとえば、志望する病院が、どんな救急患者も断らずに、必ず受け入れることをアピールしているとします。
この場合、面接では、「なぜ当病院を志望したのか?」と聞かれたら、
「どんな救急患者も断らずに必ず受け入れるという姿勢が素晴らしいと思いました。自分は、患者と信頼関係を築きながら仕事をしていきたいと考えておりますが、このような姿勢を持つ貴院であれば、患者と信頼関係を築きながら働ける病院であると思いました」などと説明します。
このように説明することで、病院のことをしっかり調べていることを、面接官にアピールすることができます。
また、あなたの価値観に合う病院であると伝えることで、長く働いてくれるだろうという期待を持ってもらえますので、採用につながりやすくなります。