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心理学から見た企業選びの注意点-ヒューリスティック

会社はたくさんありますから、就活をするときは、まず色々な会社を見比べるべきです。

そして、「自分はその会社の仕事で能力を発揮できるか?」という質問に「イエス」と答えられる会社を選んで、求人に応募・就職するのがベストです。

ところが、学生の中には、会社の比較や検討を「面倒くさい」と感じて、深く考えるのを止めてしまう学生がいます。

そのような学生の多くは、結局、好きか嫌いかで企業を選んでしまいます。

つまり、「自分はその会社の仕事で能力を発揮できるか?」という質問を、「その企業が好きか?」という別の答えやすい質問に置き換えてしまいます。

それは、多くの場合、無意識のうちに行われます。

そして、学生は、質問が切り替わったことに気づかないまま、「好きか?」という質問に「イエス」と答えられる会社の求人に応募・就職することになります。

心理学では、このように、本当に答えるべき質問を、別のかんたんな質問に置き換えて判断してしまうことを、「ヒューリスティクス」あるいは「ヒューリスティック」 と呼びます。

問題点と対策

ヒューリスティックなプロセスで企業を選ぶと、重大な間違いにつながりやすくなります。

それは、雇用のミスマッチです。

就労したときに実力を発揮できない環境になりますので、強いストレスが溜まります。

結果、入社しても、わずか数年で、自ら退職したり、解雇(リストラ)されたりしてしまいます。

ミスマッチを避けるためには、求人に応募する前に、つぎのように自分に問いかけをすることが有効です。

「自分はいま、この企業が好印象だという理由だけで応募しようとしていないだろうか?」

「この企業に入社して、自分は活躍できるだろうか?」

「この企業について、応募を判断するのに必要な情報は、他にないだろうか?」

新卒の就職先は、その後の人生に大きく影響しますから、以上の問いかけを通じて、真剣に考え抜いてから応募すると良いでしょう。

なお、考え抜いた末の結論であれば、たとえミスマッチが起きたとしても、後悔の度合いが少なくて済むと思われます。

つぎのページでは、基本給の高い会社を基準に選んでしまう心理を紹介します。

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