工夫を凝らす,創意工夫する-新卒の自己PRの例文
工夫を凝らすことや創意工夫を強みとしてアピールする自己PRの例文を紹介します。
例文1 小さな工夫が成果に結びついた
私は小さなことでも工夫を凝らすことが好きです。
私は夏季休暇のとき、一ヶ月半ほど、地元から離れた旅館のスタッフとして、アルバイトしたことがあります。
主な業務は受付で、チェックインと、観光案内が主な仕事でした。
幸い、旅館の方は皆いい人ばかりで、「思いついたことは何でもやってみて」と言ってくれました。
私はその地域について詳しくありませんでしが、期待に応えるため、観光案内にポイントを絞って、観光や食事に関する手作りマップを作成することに決めました。
また、人手の足りている日に、休みをもらって観光地に出かけ、私が体験した情報をSNSにアップして、期間限定で旅館のホームページにリンクを貼ったり、仲良くなった地元の物産展の店主と連携してホームページを見た人に特典を付けたりと、インターネットを活用しました。
その結果、観光マップを手に取ってくれるお客様が増え、また、ホームページ経由で予約をしてくれるお客さんが少しですが増えました。
わたしのしたことは小さなことでしたが、工夫を凝らして結果に結びついたことは非常に嬉しく感じました。
例文2 工夫で業務を効率化する
私は、毎週土日に、社会人の資格取得のための学習塾で、事務のアルバイトをしています。
同僚の中で私が一番年下ということで、雑用を一手に引き受けています。受付や、掃除やコピー取りまで、何でもこなします。
これらの雑用の多くは、時間がかかり、骨が折れますが、私ははじめ、何も考えずに作業しており、なんら工夫をしようとは思っていませんでした。
しかし、あるとき、就職を意識しだしてから、社会人ならどうするか?と考えるようになり、私は、雑用であっても、工夫をして何とか効率化したいと考えるようになりました。
そこで、例えば、コピーを取る場合、コピーしている間に、次の講義の資料の準備をしたり、用紙が補充したりするようになりました。
また、ファイル整理を担当したときも、あいうえお順に並べるのではなく、現場の状況に合わせて、自分・ほかの事務職員・講師のそれぞれにとって探しやすい位置に置くことで、探す手間が省け、仕事の効率があがりました。
私は、雑用であっても、効率化を図るように意識しはじめたことで、雑用以外の仕事や、プライベートでも、作業の効率化を意識ようになりました。
仕事でも、この考え方を実践し、より多くの業務をこなせるようになりたいと考えています。
例文3 創意工夫の大切さを学んだ
私は、紳士服売り場のアルバイトをしていました。
そこで学んだことは、提案の仕方を工夫することの大切さでした。
実は、アルバイトをしはじめた頃、先輩から、ネクタイの売り方について教わったことが2つありました。
1つ目は、はじめに、そのお客様自身が選びそうなネクタイを提案することです。
年齢、体型、髪型、小物などから、観察力や想像力を使い、お客様の好みを予想して提案します。
こうすると、多くのお客様は、「この店員のセンスで選んでもらえば大丈夫だ」とコーディネートを任せていただけます。
2つ目は、Yシャツとのコンビネーションで、違うネクタイを提案することです。
1本目とは色や柄を変えたネクタイを見てもらい、お客様の反応を探っていきます。
そして、「このシャツと、このネクタイをセットにしておけば、忙しい朝でも、選ぶのに時間がかからず便利ですよ」などと提案します。
1本目で好みのネクタイを提案しているので、お客様は、抵抗感なく、2本目の提案を聞いてくれることが多いです。
しかし、実際は、それだけで2本目の購買につなげることは困難でした。
そこで、私は様々なセールス手法を調べ、ひとつすつ実践していくことにしました。
その中で、成果が出たもののひとつは、お客様が絶対に選ばないであろうネクタイを、あえて提案することでした。
たとえば、保守的な方に、真っ赤なネクタイ胸元にあててみせると、はじめは「ありえない」 という反応をされます。
ところが、赤のネクタイは、自分を印象づける最もよい色であることや、プレゼンテーションに最適であることなどを説明し、特別な「勝負ネクタイ」として提案すると、いままでとは違う自分の一面を見れたような気がするのか、意外とお客様は喜んでいただけ、お客様の選択の幅は一気に広がります。
いままでお客様が無意識に除外していたネクタイも選択肢に入るようになり、2本目の購買につながることが増えました。
このアルバイトの経験を通じて、お客様への提案を工夫することで、お客様の選択肢を広げることができるのだと実感しました。
仕事をするときにも、創意工夫の姿勢を大切にしていきたいと考えています。
参考に、自己PRの書き方を、別の記事に紹介しています。