挫折経験の例や自己PRへのつなげ方と例文
面接では、挫折経験について質問されることがあります。
この質問は、困難に対して、どのような姿勢で取り組むタイプなのかを確認するための質問です。
挫折経験の例
挫折経験としては、「失敗した経験」や「物事がうまくいかなかった経験」を挙げるとよいでしょう。
エピソードとしては、アルバイトや,部活,サークル,学業,研究,ゼミ,海外留学,インターンシップ,資格取得など、なんでも良いでしょう。
自己PRへのつなげ方
困難にぶつかったときにした工夫をアピールすることで、挫折経験を自己PRにつなげることができます。
仕事で壁にぶつかっても、その壁を乗り越えられる人物であるという印象をもってもらえることを目指しましょう。
挫折経験の例文
挫折経験の例文をいくつか紹介します。
例文1 部活「怪我から立ち直った」
私は、中学時代から大学まで、サッカー部に所属していました。
実は、今後も継続して活動していくつもりでしたが、去年、靭帯を切ってしまい、プレーをすることができなくなりました。
私はレギュラーでしたので、初めての挫折でした。
しばらくは落ち込む日々が続きましたが、このままではいけないと思い、自分の経験を活かすべく、心機一転、サッカー用品の販売店でアルバイトをすることにしました。
仕事では、お客さんには、スパイクの選び方や手入れの仕方など、自分の経験を交えてアドバイスすることを心がけました。
結果、私のアドバイスについて「よかった」と言ってリピーターとなってくださるお客さんが増えました。
この経験から、商売する上で、お客さんのメリットを提供することの大切さを学びました。
貴社も、理念において、この視点を大切にしていると存じておりますので、私は、貴社の理念に沿った行動ができると考えます。
例文2 留学「目標に向けた努力」
私は大学一年の時にアメリカ留学を経験しました。
英語にはそれなりの自信があったのですが、ディベートの時に自分の意見を十分に伝えることができず、大変悔しい思いをしました。
それをきっかけに、「日本に戻って英語を勉強して再び留学する」との目標を掲げました。
そして、英語の勉強にさらに力を入れるべく、毎日の通学時間に英語教材を聞いたり、大学の留学生との会話でトレーニングしたりしました。
継続して努力したところ、一年を過ぎたところから語彙力や理解のスピードが急激に上がり、英語でジョークまで言えるようになりました。
先日、二度目の留学を終えましたが、講義では、積極的に発言することができました。
努力したおかげで、自分が一回り成長できたと実感しています。
例文3 勉強会「人が離れていった」
私は以前、自分で開催した英語勉強会が、解散しそうになったことがあります。
はじめは、10人程度でスタートし、非常勤講師を招いたり、外国人の知り合いを招いたりして、内容を充実させた会を運営できていました。
しかし、次第に、外国人が来る日にしか参加しない人が何名か出てくるようになったり、また、長期間の欠席者も目立つようになってきました。
私が個人的な用事で忙しかったため、不参加者の意見を聞くことがなかなかできない期間が続いたことが原因だったのですが、「退会する」と言い出した人が現れました。
そのとき、参加者の意見を聞く機会を積極的に持たなかった自分が悪い、と反省しました。
いまは、参加者の全員に、運営について意見を聞き取るなど、会の改善や不満の解消に努めています。
例文4 学園祭「慎重さが裏目に出た」
私は、慎重な性格が災いし、失敗したことがあります。
以前、私は学園祭の実行委員であり、企業の協賛金を集める役割でした。
私は企業にアプローチするためには、学園祭の計画を提示することが必要であると考えていました。
従って、企業に見せても恥ずかしくないような綿密な計画を立てることに注力し、それまでは、企業へのアプローチをしていませんでした。
しかし、計画が出来て、いざ企業にコンタクトを取った時には、大きな企業ほど、期間が短いので予算の調達が難しいなどの理由で断られるケースが多くありました。
企業の都合を考えずにいたことが、大失敗に繋がってしまい、皆に迷惑をかけてしまいました。
このときは仲間に謝罪して済みましたが、ビジネスの現場では、そういうわけにはいかないと思います。
今後は、この痛い経験を踏まえ、相手の事情について熟慮して行動したいと考えており、会社と顧客の双方に迷惑をかけないよう気をつけて働きたいと考えます。