共感力,相手の立場を受け入れる-新卒の自己PRの例文
共感力や相手の立場を受け入れることを強みとしてアピールする自己PRの例文を紹介します。
例文 価値観の違いを理解する
私は、「共感力」が自分の強みだと思っています。
そして、共感した感情にもとづいて、行動を起こし、問題の解決を図ります。
たとえば、以前あった話ですが、私が部長を務めるサッカー部は、部員が60人を超える大規模な部活です。
あるとき、レギュラーと、控えメンバーとの間で衝突が起きました。
レギュラーは、「勝つためにレギュラー同士の連携プレーにもっと時間をかけるべき」と主張し、控えメンバーは、「レギュラーと控えの区別なく、全体のスキルアップに時間をかけるべき」と主張したため、練習プログラムの計画をどうするのか、争いが生じたのです。
私は、このままでは部が分裂してしまうと思いました。
そこで、この状況を変えるため、まず、控えメンバー達から、聞き取りをすることにしました。
すると、私たちレギュラーには、「レギュラーのプレーに磨きをかけて試合に勝ちたい」という考えが根底にあるのに対し、控えメンバーには、「スキルアップして、試合に出られるチャンスを増やしたい」という考えが根底にあることがわかりました。
私は当初はレギュラーの側の立場でしたが、控えメンバーの話を聞いて、その立場に立って考えてみることで、その主張を理解することができました。
そこで、私は部長として、両者の間で話し合いをする場を設けることにしました。
その結果、両者は、互いの考えを把握することができ、その後、徐々に、互いの意見に耳を傾けられるようになっていきました。
いまでは、レギュラーと控えとが流動的になる、選手層の厚いチームとなり、関東大会で準優勝できるチームにまでなりました。
この経験から、私は、相手の立場に立って物事を考えることや、それを行動につなげることの大切さを学びました。
参考
なお、共感力の長所と短所を説明する例文を、別の記事で紹介しています。
また、自己PRの書き方と例文を、別の記事に紹介しています。