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心理学から見た企業選びの注意点

はじめに、次のふたつの会社を比べ、どちらの企業に魅力を感じるかを、ぱっと直感で答えてみてください。

会社A「業績が伸びている、まじめな社員が多い、若手が活躍できる、基本給は低い、残業が多い」

会社B「残業が多い、基本給は低い、若手が活躍できる、まじめな社員が多い、業績が伸びている」

どちらでしょうか?

同じ言葉を並べていることに気づいた人もいると思いますが、ほとんどの人は、会社Aのほうを魅力的に感じます。

人は、はじめの印象を重視し、あとの情報をほとんど無視してしまう法則があるからです。

この法則を、心理学では「ハロー効果(Halo effect)」といいます。

はじめの情報を重視する「ハロー効果」によって、知らないうちに、あとの情報の印象が変わってしまう場合もあります。

さきほどの問題の場合、会社Aについては、業績が伸びているのに基本給が低いのは、『何か理由があるからだ』,『きっと手当がたくさん貰えるのだろう』などと考えてしまいます。

他方、会社Bについては、残業が多いところや基本給が低いところが、業績が伸びていても『なんとなく危険』という印象になります。

ハロー効果に影響されないためには?

このように、人は、知らない間に、第一印象に合わせたストーリーを作りがちなところがあります。

最初の印象に大きく影響されないためには、それぞれの情報を、個別に検討していくことが大切です。

たとえば、会社説明会で、「成長中の会社です」「社会貢献できる会社です」など、はじめに企業の良いところの説明を受けたとします。

すると、あとで「社員の平均年齢が25歳」と説明を受けたときに、頭が勝手にいいように解釈して、『若くてフレッシュな会社』と好印象になってしまうことがあります。

しかし、ハロー効果があることを意識していれば、そのような印象に惑わされず、『実際は、若手がどんどん辞めていく企業なのでは?』等と、冷静な目を持てるようになります。

つぎのページでは、好き嫌いで企業選びをしてしまう心理を紹介します。

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