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心理学から見た企業選びの注意点-フレーミング効果

会社は、就活生にアピールをするために、給与体系を工夫したり、福利厚生を充実させたりします。

たとえば、「営業成績が上位30%なら特別ボーナスを支給」,「賃貸に住む人には月3万円を補助」などです。

就活生の中には、こういった言葉に魅力を感じる人が多くいるかもしれません。

しかし、これらの言葉は、表現を変えると、つぎのようになります。

・営業成績が下位70%の人には特別ボーナスなし

・家を購入したら3万円の補助は無くなる

まったく同じ内容ですが、印象が悪くなります。

心理学では、このように、同じ情報が、表現の仕方を変えるだけで印象ががらっと変わってしまうことを「フレーミング効果(framing effect)」といいます。

身近な例では、たとえば牛肉に「無脂肪90%」のシールが貼られていたら、「脂肪分10%」よりもダイエットに良さそうな気がします。また、「土日は半額」の飲食店のほうが、「平日は倍額」の飲食店よりも印象が良いでしょう。

フレーミング効果への対応

このフレーミング効果を宣伝文句に利用し、実際よりも良い印象に操作している会社は実際に存在します。

就活生は、そのような会社に誘導されてしまうと、そのままエントリーしてしまいがちです。

しかし、フレーミング効果を意識していれば、相手の誘導に気づくのは難しくありません。

先ほどの「休日半額」→「平日倍額」の例のように、魅力的だと思った言葉があったら、積極的に、別の言葉に置き換えてみましょう。

言葉のもつ影響力を小さくすることができます。

つぎのページでは、慣れ親しんだ会社に応募してしまう心理を紹介します。

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