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面接の基本マナーを解説

はじめに

マナーとは「礼儀」です。正しいマナーを身に付けている人の言葉づかいや立ち居振る舞いは、「誠実さ」や「真面目さ」を感じさせ、接している相手を清々しい気持ちにさせます。

就活の面接の場面では、正しいマナーを身に付けた応募者は「信頼できる人間」と評価されます。

特に、以下の基本マナーに気をつけると良いでしょう。

面接会場の確認

時間通りに面接会場に辿りつかなければいけません。

遅刻すると、面接してもらえない場合すらあります。

面接時刻の5分~10分前に面接会場に到着するようにしましょう。

それでも万が一、遅刻しそうな場合は、電話連絡をしましょう。

建物に入る前

コートやマフラーは、建物に入る前に脱ぎましょう。

脱いだら畳み、腕にかけて持ちましょう。

カバンに突っ込むのはNGです。

また、カバンは、中身が見えるとだらしが無く見えるため、カバンのファスナーは閉じておきます。

さらに、ピアス、ネックレス、指輪などの不要な装飾品を外します。

携帯電話の電源を切る

面接会場に着いたら、携帯電話の電源を切りましょう。

入室から着席まで

ノックの仕方

採用面接は、かしこまった場面ですから、ノックを4回行うのが正式なマナーです。

挨拶

ドアをあけ、数歩進んで入室したところで、いったん立ち止まり、「失礼します」と言って一礼します。

挨拶後に、振り向いてドアを閉めます。

そして、面接官のほうに再び振り向きます。

一礼した後、座席に歩み寄ります。

簡単な自己紹介

面接官と目を合わせ、自分の所属と名前を伝えます。

あわせて、面接官に、時間を割いてもらっていることへの感謝を伝えます。

たとえば、「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」と述べます。

その後、上体を45度から60度ほど傾け、お辞儀をします。

着席

面接官から、「椅子にお掛けください」と言われたら、椅子に腰掛けます。

荷物は座席の横に置きます。

 

面接終了後から退室まで

面接終了後、立ち上がり、「本日はありがとうございました」とお礼を言います。

その後、上体を45度から60度ほど傾け、お辞儀をします。

ふつうの会社であれば、職員がドアを開け、エレベーターホールまで見送りをしてくれます。

素早くエレベータに乗り込み、深くお辞儀をし、その姿勢のまま、扉が閉まるのを待ちます。

言葉づかい・声・表情

正確な敬語は印象がよくなります。特に、以下の内容には気をつけましょう。

・自分のことを「私」と呼ぶ
 →「僕」と呼ぶのはNG。

・社会人の言葉を使う
 →「マジですか」「わかりました」「了解しました」などはNG。「本当ですか」「かしこまりました」「承知しました」などと正しい敬語を使いましょう。

・「すみません」を使わない
 →謝るときには「申し訳ありません」を使います。また、クッション言葉には、「お手数ですが」「恐れ入りますが」などの言葉があります。

・「ほう」を使わない
 →たとえば「東京大学の『ほう』から来ました」のような、意味のない「ほう」を使わないようにしましょう。

・「〜的」を使わない
 →「私的には」はNG。「私としましては」などと言いましょう。

・ぶっきらぼうな言葉を使わない
 →質問はないか聞かれた時に、「ありません」はNG。「特にございません」と答えるなど、丁寧な言葉づかいが大切です。

・「クッション言葉」を使う
 →質問などをするときは、面接官に気持ちよく答えてもらうために、「クッション言葉」を使います。
「恐れ入りますが、〜についてお聞きできますでしょうか?」、「申し訳ございませんが、〜についてお教えください」などと表現します。

・声のトーン
 →面接では、聞きとりやすい声のトーンで答えることが大切です。

・声のスピード
 →また、聞き取ってもらえなければ意味がありませんので、早口になり過ぎずに話すことも大切です。

・声の大きさ
 →ボソボソとしゃべっては暗い印象になります。適切な大きさの声で話しましょう。

・表情
 →質問をされたときに考えている表情を見せる 、楽しい経験や明るい話をするときに笑顔を見せる等が効果的です。
 表情の変化のある人は、無表情の人より印象が良くなります。

服装

・スーツ
 →体型にジャストサイズのスーツを選びましょう。
 男性の場合は、色などが問題になりますが、グレーかネイビー系で、できるだけ無地のものを選びましょう。

・シャツ、ネクタイ、靴下
 →ネクタイも、グレーかネイビー系とします。
 シャツは、白色で、襟がセミワイドのものを選ぶとよいでしょう。
 靴は黒や濃茶色の「ストレートチップ」、靴下はグレー紺色の無地のもの、ベルトはシンプルなものを選びます。

・カバン
 →面接のときに、座席の横に置けるよう自立するタイプの革製カバンがお勧めです。